補聴器について
補聴器屋さんに行く前に、自分の聴力を知ることが大切です。
「高い音が聞こえないのか、それとも低い音か?」
「右耳の方が聞こえにくいのか、それとも左耳か?」
自分の聴力を知ることは、補聴器を使いこなすためにも大切です。
又、じょうずに使いこなすには、補聴器を使って会話を楽しもう、コミュニケーションをとろうという意欲が大切です。
意欲がないと、装着や操作が面倒になって使わなくなってしまう危険性がある為です。
よい補聴器を選ぶ上で、耳鼻咽喉科の受診が大切です。
耳あかや、耳の病気があったら、すぐに治療しなければならないからです。
又、「こんなはずじゃなかった」と後悔しない為にも、
耳鼻咽喉科に相談することで良心的な補聴器屋さんを紹介してもらうことができます。
聞こえのレベルや、言葉のききとり、鼓膜の動きなどを、広いスペースで、 落ち着いて検査を受けて頂けるように配慮しております。(聴力検査機器)
補聴器には「箱型」「耳かけ型」「耳穴型」の3種類あります
箱型
「箱型」は操作が簡単で、ピーピー音が発生しにくいですがコードがみえる為、外見上、目立ちやすいです。価格は3万~8万円です。
耳掛け型
「耳かけ型」は操作が簡単で外見上目立ちにくく、聞こえ方も比較的自然で、幅広い難聴に対応できます。ただメガネ、マスクをかける時じゃまです。価格は7万~31万円です。
耳穴型
「耳穴型」は目立ちにくく、メガネやマスクをかけても、じゃまにならないですがピーピー音が生じやすいです。価格は10万~37万円です。
※補聴器の画像はいずれもイメージです
聞こえのチェックリスト
- □会話をしているときに聞き返す。
- □後ろから呼びかけられると気づかないことがある。
- □聞き間違えが多い
- □話声が大きいといわれる
- □見えないところからの車の接近に気づかない
- □電子レンジなどの電子音が聞こえない
- □耳鳴りがある
※1~2個当てはまった方→実生活でお困りのことがあれば耳鼻咽喉科を受診しましょう。
※3~4個当てはまった方→耳鼻咽喉科で相談してみましょう。
※5個以上当てはまった方→早めに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
補聴器受診の流れ
1耳鼻科医師による診察を行います。
耳の中をみて、耳の病気がないかどうかを診察します。
2聴力検査をして…
どの音域がどれくらい聞こえるか、検査します。身体障害者に該当するかもチェックします。
(身体障害者の認定を受けると補聴器購入時に公的補助があります)
3補聴器メーカー相談員の方と面談、日常生活における状況や要望をうかがって…
4補聴器の機種選定と補聴効果の確認(フィッティング)して…
53週間の無料貸し出しでお試しいただきます。
6日常使用での効果確認させていただきます。
後日、来院していただき、継続使用を希望されるようでしたらご購入いただきます。
※なお当院長は日本耳鼻咽喉科学会から認定をうけた補聴器相談医ですので、なんなりと御相談下さい。